ワサビの栄養と健康効果

 

ワサビにはビタミン類も含まれており、特にビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンB6、ビタミンCなどがしっかり含まれています。

 

強い抗酸化作用を持つビタミンがビタミンEです。これにはいろいろな害を身体に与える活性酸素からの保護をする効果があります。

 

主に、血管、肌、細胞などの老化防止に作用し、血行促進など生活習慣病予防にも役に立つので、若返りのビタミンと呼ばれます。また、美肌効果や生殖機能を維持する効果もあります。

 

ビタミンB1は水溶性のビタミンB群のビタミンです。特に疲労回復のビタミンと呼ばれ、白米を主食にする日本人には重要で、炭水化物 （糖質）の代謝を促進してくれます。更にはエネルギーをつくる補助をして、神経や筋肉機能の正常化にも効果があります。

 

同じくビタミンB群の一種で、リボフラビンとも呼ばれているのがビタミンB2です。これには脂肪を燃焼させる効果があるので、ダイエットにも役立ちます。エネルギー代謝、細胞の新陳代謝を促進することから健康な皮膚、髪、爪をつくるにも作用します。基本的には発育や美容に関わるビタミンですが、糖尿病を予防する効果も期待されます。

 

ビタミンB6はピリドキシンとも呼ばれるもので、主にたんぱく質の分解・合成を助けるという作用があり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。神経伝達物質の合成にも関わり、精神状態を安定させるのにも役立ちます。更にはホルモンバランスを整える働きがあるので、特に女性の味方となるビタミンとも言えます。

 

ビタミンCはすっかりお馴染みのビタミンですが、抗酸化作用を持つ成分で、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。白内障の予防・改善や貧血予防という効果もあります。

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